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- お墓の歴史
エジプトのピラミッド、アンデスのマヤ文明、イースター島のモアイ像、ローマ帝国の遺跡など世界中に石を使った文明・文化の足跡は多々あります。その多くが宗教的施設であったり、権力の象徴であったり、公共施設であったりしますが、人間の無限の力・神秘性を感じずにはいられません。 日本人は土木工事の天才とよく言われますが、大阪城に代表されますように巨石文明を持つ民族でもあります。と同時に繊細さを持つ民族たるゆえんは、日本庭園における石の使い方にあるのではないでしょうか。
- 灯神社、お寺
鳥居がありかわいい狛犬がいて、ままごとに使うような手水鉢がある神社。大きな石組みに立てられた鐘撞堂と灯籠、石で出来た仁王様、道端の道祖神と、日本仏教は石の文化を多様に花開かせました。日本人の精神性の高さ、合理性を神社仏閣は象徴しているようです。
- 庭園・公園
日本人の繊細さ、美学は日本庭園の敷石、茶室のつくばいなどに見られます。有名な公園の多くが日本庭園であることを考えれば日本人の石にたいする感性は、自然を大切にする精神文化がはぐくんだものではないでしょうか。今風の「Eco」にも通じるようです。
- お墓の文化・家の文化
日本のお墓は、「家」のお墓です。○○家之墓とか先祖累代の墓などと彫刻し、お彼岸やお盆には家族でお墓参りをします。そのお墓の形は、ひとつの家族の歴史をあらわした小さな時空のようでもあります。
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